Black and White Ball 2008
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Black & White Ball 2008
サンフランシスコ交響楽団恒例のファンドレイジング・イベント「Black & White Ball 2008」が2008.5.31盛大に行なわれました。
参加者は5,500人、参加者の衣装から会場飾りつけまで全てBlack & Whiteです。
サンフランシスコ・クロニカルがビデオと写真で詳しく報道しています。
あまりの盛大さにコメントには、こんなイベントに大金を使うのはバカげているとか、チケットの値段が高すぎて参加できない、シンフォニーはどんどんエスカレートしている等の辛口評がズラリ。
真夜中にシティ・ホールに上がった花火がすごくきれいだったのですが、街中に爆音(サンフランシスコの街は大きくない)がとどろいて迷惑だったそう。
批判する人たちは単なる金持ちへのひがみだろうとか、価値観や行動が違う人たちを認めないのは狭量だとか、一方だけに論調が固まらないところがアメリカ。
今「クラシック音楽への扉を全ての人に」という活動を展開中のサンフランシスコ交響楽団。一方でこれを実現するためには、多額の資金が必要。
お金持ちが行くシンフォニーというイメージを払拭しつつ、お金持ちを吸引しなければならない難しさ。
このバランスをとりながら、2011年の創立百周年に向けてのファンドレイジングは、今後も続きます。
そういえば、ティルソン・トーマスがオークションに出品した「サンフランシスコ交響楽団を指揮する権利」の結果はどうだったのでしょう?途中で見たときは、京都旅行の方が高い値がついてましたが。
サンフランシスコの人たちは、MTTが一見フレンドリーだけど、実はすごく厳しいことを知っているから(皆すぐに想起できるあんなことこんなこと)、賢明な判断によりご遠慮申し上げた?
【Black & White Ball 2008に関するこれまでの記事】
最初にイベントについて詳しくご紹介した記事
ファンドレイジング・イベント
彼らが行なったネットオークションについて
サンフランシスコ交響楽団のネットオークション
ティルソン・トーマスからの出品の話
これがサンフランシスコ交響楽団だ!
広告、バンド投票、オフィシャル・カクテル、ドレスの話
サンフランシスコで仕入れたサンフランシスコ交響楽団最新情報
(2008.6.3)
Tag: 経営