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MTTはドーナツの箱もって応援にやって来た

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MTTはドーナツの箱もって応援にやって来た

最近、クラシック音楽のテレビ番組を見ていて一番多い感想は、

○○も歳取ったなー

もしくは

えー、この人こんなになっちゃったの??

だったりするわけですが、みんな昔は若かった。ということで、サンフランシスコ交響楽団の楽団史には、ニューヨーク・フィルとソフト・ボールの試合をして盛り上ったという出来事があります。

それぞれエド・デ・ワールトとズービン・メータが音楽監督の頃。写真を見ると、二人ともほんとうに精悍な風情だった。

試合は1981年と1983年の2回やっていて、一勝一敗。

今月ニューヨーク・フィルがサンフランシスコ交響楽団の100周年祝いにデイビスホールで公演するのを機に、この伝統あるソフト・ボールの試合(デイビス・カップという名前とカップまである)も復活させようという運びとなりました(5/13)。

プレスリリースを読んでいると、「音楽監督のアラン・ギルバートも参加する」と書いてある。確かに運動神経良さそうだし、ユニフォームも似合いそう。

SFの音楽監督は?

マウンドからボール投げたら、バッターボックスまで届かなそう。しかもMTTはマイアミでも行ってりゃよいものを、あいにくサンフランシスコにいる。どうするのだろう?

私はサンフランシスコ交響楽団の誰も「うちも音楽監督が出た方がいいんじゃないか」とは言わなかっただろうと思います。

さて、この結末が気になったのは私だけではなかったようで、新聞記事になっていました。MTTはジョシュア・ロビンソンと大きなドーナツの箱を持って応援にやって来たそう。

試合は差し入れの効果か、サンフランシスコが34対4で勝ちました(ニューヨーク・フィルは夜公演があったので、ハッスル出来なかったのではないでしょうか)。アメリカン・オーケストラのミュージシャン同士というのは、人材の流動性があるせいかもしれませんが、結構交流があるみたいで、楽しそうです。ティルソン・トーマスはやることなすこと“ミュージック・ディレクターシップ”とは何ぞやという問題提起みたいな人だと思います。

 

サンフランシスコ・クロニクルの記事
プレスリリース(ワールトとメータの写真に注目)

(2012.5.15)

 

【追記】
オーケストラ・リーグのニュースに写真入りの記事が掲載されました
(何に驚いたかと言えば、ザーリン・メータが出場したこと!!)

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