オーケストラで “社会に新たな価値を創造するチャレンジ” を考えてみるサイト

現在進行中のプロジェクトのご紹介

トップ>here

現在進行中のプロジェクトのご紹介

マイケル・ティルソン・トーマス&サンフランシスコ交響楽団では、21世紀のクラシック音楽の地平を切り拓くべく、現在以下のプロジェクトが進行中です。

  • Keeping Score
  • マーラー・レコーディング・プロジェクト
  • June Festival
  • ニュー・ワールド交響楽団 新キャンパス・プロジェクト
  • The Thomashefskys (トマシェフスキー・プロジェクト)
  • YouTube Symphony (プロジェクト終了)

概要

KEEPING SCORE

KEEPING SCOREは、クラシック音楽について何を聴かせ、何を話し、何を見せ、どういう素材を提供したら、より多くの世代、様々なバックグラウンドを持つ人々に音楽の魅力を伝えることができるか? 2004年からサンフランシスコ交響楽団が展開している一大プロジェクト。

テレビ、ラジオ、ウェブ、DVD、教育プログラムのメディアミックスで展開されています。

これまでに取り上げたのは、チャイコフスキー、ベートーヴェン、ストラヴィンスキー、コープランド。

今後の予定

  • 2009年秋に新作3本(ショスタコーヴィチ、ベルリオーズ、アイヴズ)の
    テレビ放映、DVDリリースを予定。

関連記事

マーラー・レコーディング・プロジェクト

アメリカのオーケストラで最初に自主レーベルでの制作を始めたサンフランシスコ交響楽団。
全くの妥協なき演奏と録音は、世界中から大きな支持を得ました。

マーラーの交響曲全集は、第8番<千人の交響曲>を残すのみ。
今後、マーラーは歌曲も全て出す予定。

今後の予定

  • 第8番<千人の交響曲>のリリースは2009年9月を予定。

関連記事

 

June Festival

サンフランシスコ交響楽団では、毎年6月に約3週間にわたり、テーマを決めたフェスティバルを開催しています。

過去に取り上げたテーマは、ストラヴィンスキー、ワーグナーとワイマール共和国、ガーシュウィンとイディッシュ・シアターなど。

最大の成功を収めたのは、2000年の American Mavericks で、アメリカのコンテンポラリー・ミュージックを様々なかたちで紹介したもの。

毎回プログラムの切り口にこだわっており、例えばプロコフィエフならば、ピアノ協奏曲全曲を聴くことをメインに、同じ素材が使われているバレエや映画音楽を組み合わせるなど。

この“切り口”は、ティルソン・トーマス&サンフランシスコ交響楽団のコンサートを貫くポイント。何かひらめきや考える素材を提供しているのです。それは曲を順番に聴いて、「興奮」「感動」「上手/下手」「他との比較」というパラメーターが働くのとは、別のパラダイムに位置するものです。

今後の予定

プロジェクト・サンフランシスコ

サンフランシスコ交響楽団が継続してきたフェスティバルは、2009-2010シーズンより、“プロジェクト・サンフランシスコ”としてパワーアップします。

これは2011年の創立100周年に向けたもので、作曲家・演奏家に数週間にわたって滞在してもらい、そのアーティストを特集。同時代のアーティストが、テーマに多様な切り口からアプローチして、まさに今創造する場を様々に体験することによって、今までにない音楽体験を創り上げようというもの。どんな展開になるのか楽しみ。

 

ニュー・ワールド交響楽団新キャンパス・プロジェクト

ティルソン・トーマスがマイアミに創設したオーケストラのアカデミーであるニュー・ワールド交響楽団は、現在新キャンパスを建設中です。

街の中心にある公園の中に現れる、創作、演奏、アウトリーチのすべてで新たな価値の創造にチャレンジするという新キャンパス構想は必見。

公園に来た人たちが気楽に寄れるラボラトリーや、公園にプロジェクションでコンサートを放映する計画、360度マルチスクリーンやWebキャストの設備を備えたコンサートホールなど、ティルソン・トーマスの活動の集大成とも言える内容です。

ロサンゼルスのウォルト・ディズニー・コンサートホールを手掛けた建築家フランク・ゲーリーとのコラボ。

リンカーン・ロード

今後の予定

  • 2010-2011シーズンから新キャンパスでの活動を予定。

関連記事

 

The Thomashefskys (トマシェフスキー・プロジェクト)

ティルソン・トーマスの祖父母は、ブロードウェー・ミュージカルの源流となったイディッシュ・シアターを主宰したスターでした。

このブロードウェー・ミュージカルにつながるジューイッシュの流れを汲むアメリカ音楽については、今残っているミュージカル作品やガーシュウィンなどの中に影響が見て取れるだけであり、まとまった資料や調査がない状態でした。

ティルソン・トーマスはこれらの音楽の資料を整理し、現代によみがえらせるプロジェクトを旗揚げ。ユダヤ研究の専門家らと7年かけた作業を経て、2005年に The Thomashefskys として紹介するプロダクションを完成させました。

観客参加型プロダクションで、合いの手や手拍子など楽しめる仕掛けがちりばめられています。MTTはホストとしてストーリーやエピソードを語り、指揮をしピアノを弾き、歌って踊って、様々に演じます。現在各地を公演中。

これまでにニューヨーク、サンフランシスコ、マイアミ、シカゴ、ロサンゼルスで公演。2009年はタングルウッドを予定。

今後テレビとラジオでの展開も準備中。

今後の予定

  • 2009.8.19、20 タングルウッド音楽祭にて公演。

関連記事

YouTube Symphony(ユーチューブ・シンフォニー)

オンライン上の初のオーケストラ・プロジェクト。テクノロジーの力で新しい音楽の歴史をつくろうという試み。ティルソン・トーマスは、このイベントでアドバイザーとカーネギーホールでのコンサートの指揮をつとめ、サンフランシスコ交響楽団もオーディションの選考、チュートリアル・ビデオ制作、オーケストラ団員のメンター役など幅広く参加しました。

誰でも応募できるオーディションには、世界70もの国や地域から3000以上の応募があり、最終的に30カ国から96名が選ばれました。

プロジェクトの軌跡

  • 2009.3.2 ファイナリスト90名の発表
  • 2009.4.12〜15 ニューヨークで3日間の音楽サミット及びカーネギーホールでのティルソン・トーマスが指揮するコンサート

関連記事

powered by Quick Homepage Maker 5.1
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional