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マーラーのKEEPING SCOREの内容と予定が発表になる

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マーラーのKEEPING SCOREの内容と予定が発表になる

ティルソン・トーマス&サンフランシスコ交響楽団がマルチメディア展開しているKEEPING SCORE プロジェクトのマーラー編の内容と予定が発表になりました。

コンテンツは2つ

1時間のドキュメンタリーにコンサート映像がセットになったものが2本。

エピソード1:Gustav Mahler: Origins

マーラーの音楽のルーツをたどるもの。マーラーが幼少時代を過ごした街を訪ね、聴いていた音・音楽を体験することから始まり、1888年に交響曲第1番を初演するまでの道のりを追う内容。

コンサート映像は、交響曲第1番<巨人>

エピソード2:Gustav Mahler: Legacy

マーラーの1890年代から死までの創作における成長(交響曲、リュッケルト歌曲集、大地の歌など)を、彼のキャリアの発展や個人としての人生をからめつつ探求するもの。

コンサート映像は、A Mahler Journey と題し、ドキュメンタリーで扱った曲を聴かせるもの。トーマス・ハンプソンによる「さすらう若人の歌」、交響曲第5番アダージェット、第7番スケルツォ、第9番ロンド・ブルレスケ。

コンサート映像

コンサート映像は、2009年9~10月にサンフランシスコで行ったマーラー・フェスティバル2009で収録したものです。

ラインナップを見ると、コンサート映像は完全におまけで、ドキュメンタリーがメインという位置づけのよう。演奏はCDでやり尽くした、CDを聴けということなのでしょう。

交響曲の収録は当初5番と発表していましたが、このドキュメンタリーの筋立てだと当然に1番。演奏も1番で正解だと思います(MTTは5番はやはりどこか問題作なところがある)。

 

予告編

 

ウェブサイト

今まで同様、今回もインタラクティブ・ウェブサイトでマーラーに関するコンテンツを提供します。

音楽面と人物・歴史面の2つからアプローチ。ターゲットとして、中学~大学生の音楽鑑賞で素材として使えるよう制作し、教育プログラムでも利用。

3月にアップロード予定。

ラジオ・シリーズ

The MTT Files に続くラジオ・シリーズ。今回のタイトルは、13 Days When Music Changed Forever。1時間番組が13本。音楽を決定的に変えてしまった先駆者たちを取り上げ、その背景やその後に与えた影響なども探るもの。

2011年春から放送開始予定。

DVD/Blu-ray

ドキュメンタリーとコンサート映像は、フルHD映像でDVDとBlu-rayで発売されます。

PBSのテレビ放映が4月開始で、その後DVDとBlu-rayの発売、ダウンロード開始と続くもよう。

ドキュメンタリーはPBSで無料ストリーミングも予定。

プラハの春音楽祭、ウィーン芸術週間でもドキュメンタリーは上映。

予告編
プレスリリース

(2011.1.21)

Tag: 教育プログラム

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