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ニュー・ワールド交響楽団の第1回ウォール・キャスト

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ニュー・ワールド交響楽団の第1回ウォール・キャスト

ニュー・ワールド交響楽団(ニュー・ワールド・シンフォニー)の新キャンパスの目玉の一つは、キャンパス外の公園に来た人々に向けて、建物外壁のプロジェクションで中のコンサートをライブ中継すること。

1月28日、その第1回ウォール・キャストが行われました。

ウォール・キャストを告知するポスター。これから月2回のペースで放送予定があります。
ポスター

公演に集まっている人々。椅子持参の人が多かったです。この日のマイアミは少し肌寒かった。
公園

観客スペースのまわりを取り囲んでスピーカーがある(緑色のものがスピーカー)。
スピーカー

プログラムはオープニング・コンサートと同じ(さまよえるオランダ人序曲、アデスの新曲「ポラリス」、コープランドの交響曲第3番)。

私は外で聴いてみようか迷ったのですが、もう一度演奏をじっくり聴きたかったのでホールで聴きました。

永田音響設計の方たちが外で聴いたのですが(外の音響はサウンド・スケープというこの公園を作った別の会社が担当)、大画面の迫力とホールにビルトインされている10台のHDカメラのショットが凝っていて、いろんな角度やズーム、ステージの真上から俯瞰した映像などが組み合わされて楽しめるものになっていたそうです。

野外の音響は、私もオープニング・セレモニーの日に聴きましたが、弦のソロなどは周りがザワザワしているのでわかりづらいのですが、普通にアンサンブルで演奏している音は十分クラシック音楽の鑑賞を楽しめるレベルです(どうしてもオーディオ・オタク的観点から聴いてしまう人には向かないと思うけど)。

ティルソン・トーマスはカメラが回っていると、がぜんパフォーマー魂に拍車がかかる。

これはこれで完結したエンターテインメントに仕上がっていたのではないでしょうか。

(2011.1.28)

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